毎日料理はしますが、ごくごく簡単なもので、人様に見せられるものではありません。ですので、私の日常ではなく、お皿を受け取った時の感覚をヒントに「ニセモノのお茶会編」「宙に浮くミカン編」「西洋かぶれの東洋人編」3つのイメージを作りました。
時たま、私はお皿に何かを乗せて撮影することがあります。それは食べられるものの時もありますが、自分で作ったパーツを食べ物のように見立てて撮ることもあります。今回は紙粘土やオーガンジーの布で作ったパーツを乗せてみました。
「てふてふ」というお皿をみた時に、中国茶のお茶請けのお菓子やドライフルーツを乗せるのにぴったりだと思いました。
けれども写真に撮った時に、本物の食べ物を乗せるとワクワク感がなかったのでした。もちろん本当のお茶を飲むときは本物の食べ物でワクワクします。大好きです。ただ撮影という視点で見た時に、普通すぎたのでした。
それで、全部ニセモノにすることにしました。おままごとのように、コップのお茶も空っぽです。花瓶に刺さった花も布で出来ています。
ニセモノのお茶請けをパクパクしながら、空っぽのお茶を飲んでお楽しみください。熱いお茶が苦手な子供たちとも楽しめる時間です。
ニセモノのお茶会が終わったら、ぜひホンモノのお茶会も楽しんでください。
※BARBAR 空中庭園 venusは廃番です。
今回はアーティストの渡邉紘子さんの食器ロマンを探ってみた!
紘子さんが生み出す、布を中心とした軽やかな媒体から繰り広げられる浮遊感のあるキュートで不思議な世界は、見る人の心をふわっと優しく解きほぐしてくれる力がある。
きっとあなたも紘子さんの食器ジャーニーを知ったら、食器の先にあるロマンを求めずにはいられなくなる!