banryoku/中村万緑子
1982年東京都生まれ。幼少期から絵を描くことが好きで、高校卒業後美術学校で絵画を学ぶ。その後、 アパレル会社を経てスウェーデンに留学。2年間テキスタイルを学ぶ。帰国後、アメリカでパペット制作に触れる。意味のあるものがあふれている現代に意味のないものの力を信じ、作品制作をしている。
メキシコのお守り「ミラグロ」
ミラグロとはスペイン語で「ミラクル」つまり奇跡の事です。
メキシコでは教会に行くと「ミラグロ」という小さな金属のパーツが壁に打ち付けられています。
ミラグロは、腕や足、女の子、心臓など様々なモチーフがあります。
願い事や、祈り、希望の象徴で、 叶えたい事の形のミラグロを十字架に打ち付けたり、持ち歩いたりします。
例えば、足の形のチャームはおばあちゃんの足が良くなりますように、腕の形はお父さんの仕事が上手くいきますように、女の子の形は赤ちゃんに恵まれますように・・・。など様々な意味が込められているそうです。
banryokuのユーモア溢れる世界
そんなミラグロから着想を得て、banryokuエッセンス満載で作られた今回のシリーズ。
banryokuは、東京を拠点に陶器や洋服、パペットなど様々なマテリアルを用いて制作を行うアーティストです。
代表作のアイピローはマルヒロのオンラインストアにも登場したことがあり、買い逃した方もいらっしゃるのでは?
意味のあるものがあふれている現代に意味のないものの力を信じ制作をする彼女の作品には一貫して、独特のユーモアのある空気感が漂います。かわいいけどなんだか可笑しい、ちょっとこわい!そんな一筋縄ではいかない癖のあるキャラクターたちにどうしようもなく心を惹かれてしまいます。
波佐見焼の制作工程に欠かせない「石膏」
実際のミラグロはとても小さな金属のパーツですが、本シリーズは、石膏で作られており、
大きさも各パーツがハガキサイズほどとなっております。
banryokuが手捻りで制作した原型を元に型を制作し、波佐見町の型屋で生産されました。
石膏はやきものを量産する際に使用する型の原料です。水分を加えると短時間で固まり、吸水性があるため型の素材として大変適しています。
普段はやきものを作るための道具として使用される石膏を、その特徴を生かして製品化しました。
焼き物の生産工程で使用される石膏型
通常のやきもののように、焼成せずに作ることができ、また石膏は吸水性があるため、エッセンシャルオイルや香水を石膏に直接染み込ませて、室内用のアロマディフューザーとしても使用したり、アクリル絵の具で着彩して、オリジナルのデザインにすることもできます。また、石膏特有の高貴な白さがオブジェとしての存在感にマッチしています。
絵付けのポイント
アクリル絵の具にメディウムという定着剤を絵の具が柔らかくなるくらいに混ぜて絵付けすると、絵具が剥がれにくくなります。
アクリル絵具(ターナーアクリルガッシュ20ml)
出店 ターナー色彩株式会社
リキテックス アクリル絵具 リキテックス ペインティングメディウム 120ml
出店 リキテックス
絵付けワークショップの様子
お子さまから大人の方までペインティングを楽しむことができます。
banryokuの怪しきガーリーな世界へようこそ!作家による手描きの1点もの
そこらの“かわいい”とは一線を画する、シュールでオルタナティブな世界感が落とし込まれたbanryoku こと中村万緑子さんが彩色した1点ものの作品も発売!
見れば見るほどグルグルと深みにはまってしまいそうな裸靴下のセクシーな彼女をお部屋にいかが?
※SOLD OUTとなっている商品が多数あります。
壁掛けも簡単
裏には三角吊かんがついているため、簡単に壁に飾ることができます。
それぞれの心の中にある願いを込めて願掛けしてみてはいかがでしょうか。
石膏壁飾りの横にポスターはいかが?
maruhiro×banryokuのコラボデザインのポスターです。